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コラム

社内講師必見!これだけで受講者の参加姿勢が変わる!研修当日の意識ポイント8選

研修の効果は、研修の空気に支配されます。そして、その空気をつくるのは講師ではなく受講者です。
同じコンテンツを使って、同じ研修を実施したとしても、受ける受講者の集中力や姿勢によって大きく変わります。



本コラムでは、講師として16年登壇を行う中で、どうすれば受講者の皆さんに集中してもらえるか、前向きに参加してもらえるかを考え、試してみた中で、効果を感じたことをまとめています。
参考になれば幸いです。

<目次>
ポイント1.受講者の集中力が切れないようにする事前対応
ポイント2.研修に前向きに参加する姿勢を最初につくる
ポイント3.受講者に火をつける仕組みをつくる
ポイント4.後ろ向きに引っ張りそうな人を先に巻き込む
ポイント5.受講者を一瞬でも迷子にしない
ポイント6.否定しない
ポイント7.助け船はこっそりと
ポイント8.主体的な人に敢えて譲ってもらう

 
ポイント1.受講者の集中力が切れないようにする事前対応

研修途中で受講者の聴く姿勢が途切れる経験をしたことはないでしょうか。一人の受講者の集中力が切れると、それは周りに伝播し、全体の集中力がきれます。従って、そうなる要因を先に解決しておくことがお勧めです。

◆空調を意識する

会場が寒い、暑いという環境は、集中力を切らす要因となります。以下の点を確認しておきましょう。

・会場に入った際に、空調の吹き出し口を確認。直撃する場所に座っている人は、研修開始前に事前に声をかけておく(寒い、暑いがあれば声をかけてくださいなど)
・空調は部屋でコントロールできるか、全館コントロールなのか確認し、コントロールできないのであれば、研修開始時にその旨を受講者に伝える
・春、夏は昼になると全体の温度が上がるため、会場の温度や受講者の様子を見ながらコントロールする

 
◆お昼休憩時間を伝える

一日研修の場合は、12時を回って研修が続いていると、時計を見る人がチラチラ表れ、それが周囲に伝わって全体の集中力がきれます。昼休みが12時を超える場合は、研修開始時に伝える、加えて、昼前にも今一度伝えるようにしましょう。

 
ポイント2.研修に前向きに参加する姿勢を最初につくる

受講者の意欲は、研修の進め方や反応に影響します。ワークが始まれば、自然に活性化していくものですが、最初から前向きに参加する姿勢になってもらった方が進めやすいのも事実です。そこで、短い時間でもいいので、研修の冒頭に、自分で考えて、グループで共有する時間を作りましょう。自己紹介だけで終わると、前向きに参加するところまではいきません。アイスブレイク的な話題でもいいですし、時間がなければ研修カリキュラムの確認がお勧めです。

<ステップ>
1.講師からカリキュラム内容をざっと紹介する
2.一日の中でどの内容を一番しっかり持って帰りたいか、理由を含め個人で考えてもらう
3.2の内容をグループで共有する

研修内容について考え、集中すべき項目を選択し、理由を含めてグループに宣言するという行為が自然に前向きな姿勢になります。グループ共有中に、各グループを回りながら講師からコメントすると更に意識があがります。

お勧めアイスブレイクは こちら 
 

ポイント3.受講者に火をつける仕組みをつくる

承認されることで、安心感を持つとともに参加意欲が高まります。その空気を早い段階でつくりましょう。

 1.拍手
個人での発表、グループ内発表、いずれも、発表が終わったら拍手を行い話しやすい、発表しやすい空気をつくる
グループワークの発表時にそばにいって、講師が拍手すると、周囲もつられて拍手するので、その形で巻き込む

2.個人ワークのいい事例を、全体の場で紹介する
個人内容をワークでまとめて発表となると、まとめの過程でいい意見が抽象化され、発表の中に出てこない場合があります。その際に、ワーク中に見つけておいたいい内容を「○○といった意見が挙がっていました」と紹介することで、紹介された方は、自分の名前を呼ばれなくても自分の意見が評価されたと火が付きます。

3.発表には必ずコメントする
発表してもらったら、一言でもいいので必ずコメントをしましょう。コメントがなければ、仮にグループのまとめ内容の発表だとしても、発表者は拍子抜けするか、自分の発表が良くなかったのかなと気にして、その後の研修に身が入らなくなります。承認が大切です。いくつかのグループに発表してもらうのだとしても、「では次」ではなく、拍手の後、一言コメントしてから次の確認に移りましょう。

 

ポイント4.後ろ向きに引っ張りそうな人を先に巻き込む

意欲のなさは伝播します。斜に構えている、個人ワークをやらない(書かない)、スマホを見ている、そんな人がいるグループは、グループメンバーの参加意欲が下がります。見つけたら、必ず早い段階で巻き込むようにしましょう。「個人ワーク中にそばに行って、内容を見て、ポジティブなコメントを行う」、「質問して出た回答に対してポジティブな回答を行う」、「いいアウトプットがあれば全体の場で紹介する」をしつこいぐらい行うのがお勧めです。

  

ポイント5.受講者を一瞬でも迷子にしない
 
受講者は講師が思っているとおりのスピードで進みません。
講師の話を自分や実務に置き換えて考えてみたり、メモを取るのが遅かったりで、気が付いたら、今どこの話をしているのか分からないという迷子が出てきます。一度、わからない、メモが取れなかったとなるとそこであきらめてしまい、その後の受講姿勢が消極的なものになります。そこで、テキスト、ワークシートにページ番号を振っておき、テキスト●ページ、ワークシート●ページを確認ください、と都度伝えることがお勧めです。
 

ポイント6.否定しない

当然のことですが、一生懸命考えた、勇気を出して発表したことを否定されると一気にモチベーションが下がります。
これは1:1でもそうである上に、研修の場で他受講者がいる前で否定されたという事実は、恥ずかしさも手伝って、その後の受講姿勢をネガティブなものにします。
経理・財務やシステムなど明確に解があるものはやむを得ませんが、階層やテーマ別研修における非認知能力系の研修は、方向性がずれていたとしても「ありがとうございます」「なるほど、●●と考えられたんですね」「確かに、そういう捉え方できますね」と一旦受け止めた上で、適切な回答を行うようにしましょう。

 
ポイント7.助け船はこっそりと
 
ワークに入ってある程度時間が経っても、手が動かない人がいます。その背景はいろいろです。さぼっているわけではなく、考えている、何をするのか聞き洩らした、理解できなかったといったことで手がとまっているケースも実際にあります。そこで、フォローを行うわけですが、大きな声で確認すると、本人の立場がなくなるので、そばに寄って「分かりづらいところあります?」「何かお手伝いできることあります?」とこっそり尋ねるようにしましょう。

 
ポイント8.主体的な人に敢えて譲ってもらう 

グループで強烈なリーダーシップを発揮する人がいる場合があります。すると、ワークのしきりから発表まで全て、その人任せになってしまい他メンバーの主体性が薄れたり、他メンバーの本当の強みが見えてこないことがあります。その際の対策として二つ紹介します。

1.休憩中に声をかけて、他の人にも頑張ってもらいたいので協力を仰ぐ
 (●●さんのリーダーシップとてもいいですね!せっかくの機会なので新たなリーダーシップの発揮方法として、敢えて引いてみて、他メンバーの意見や良さを引き出すということにチャレンジしてみませんか?など)
2.席替えをする(リーダー格の人ばかり集めたグループ、そうでないグループにわける)

これで、リーダー格の方もメンバーの方も、より多くの気づきを得ることができます。

 


ちょっとした工夫で、受講者の姿勢が変わり、全体の空気も変わります。また、受講者の姿勢が変われば、講師自身も進めやすくなります。
ほんの少しの影響に過ぎないとしても、講師として受講者の気づきや学びを大きくすることは意識していきたいものです。




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