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個人の成長をアシストする仕掛け2「強化法」

育成につなげる「仕組み」と「仕掛け」 どのようにすれば、個人の成長をアシストできるのか日々悩んでいる人は多いだろう。その「仕掛け」はどういうものがあるだろうか。
 
 今回は「強化法」を紹介する。
これは、部下や後輩が、苦手なことや嫌なこと含めなかなか行動しない、一度か二度はするが継続しない、という時に有効なサポートである。

「強化」とは、B.F.スキナーが提唱した学習法で、オペラント条件付けと呼ばれる理論である。ある行動をするとそれに対する何らかの結果が発生する。 (何も起こらない、変わらない、も結果の一つ)その結果に応じて、最初の行動の発生率が変化する、という原理を指す。

    行動A
  → 結果Bが発生
  → 結果Bが行動Aの発生を促進

強化法には、正の強化と負の強化、連続強化と部分強化がある。



 【正の強化】与えることで行動の発生率が増加するもの

  例)お使いに行ったら、お小遣いをもらえる。
    この場合、「お使い」という行動をすることで「お小遣い」というご褒美をもらえるので、「お使い」に行く
    という行動の発生が増える、という訳だ。お使いに行ってきて、と言っても普通は面倒だから嫌だと断るが、
    お小遣いをもらえるなら、とお使いに行く発生率があがるという訳である。

 【負の強化】取り去ることで行動の発生率が増加するもの

  例)小学生の子供が授業終わってもなかなか家に帰ってこない。理由は、家に帰ってくると必ず手伝いをさせられ
    るから。この場合、「まっすぐ家に帰る」という行動を「手伝い発生」という結果が阻害しているので、家に
    帰っても手伝いはしなくていい、と「手伝い発生」を取り去ることで、「まっすぐ家に帰る」発生率があがる
    という訳である。



 【 連続強化】行動を行ったら、必ず強化を行うう

  例)お使いに行ったら、毎回お小遣いを上げる
    新しい行動に取り組む際に有効である。

 【 部分強化】行動を行っても、強化を行う場合と行わない場合があり、強化の仕方に一定のルールを設ける

  例)お使いに3回行くごとに、一回お小遣いを上げる。
    毎回同じ結果だと、刺激がなくなり飽きるので、変化を持たせるというもので、行動を継続・定着させる際に
    有効である。
  


これらをうまく活用して、部下や後輩の行動を促進する、学習を促す、成長を促すサポートを行うのだ。

正の強化:日々の行動目標をクリアしたら、毎日コーヒープレゼント
      → 慣れてきたら頻度を変える

     メールマガジン書いたら1本につき、コーヒープレゼント
      → 慣れてきたら本数を変える

負の強化:研修やセミナーに参加したら感想文の提出
     感想文ではなくシンプルですぐできるレポートに変更もしくは
     無くすことで参加率を高める。


ただし、強化法を実践するには注意事項がある。

行動そのものに対する意味付け、行動したこと自体に対する称賛を行うことと期限を区切ることだ。

ご褒美があるから実施する、となると永遠に実施しなくてはならないし、 そもそも成長という目的からずれる。
いずれは強化無しで、行動できるようになってもらわなければ意味がない。

行動が何につながるのかを伝えること、行動を行ったこと自体をほめることで、「ご褒美をもらうため」から
「(自分や他者、何かにとって)いい行動、役に立つ行動だから」という意識を持たせ、いずれ無くても実施
できるように仕向ける必要がある。


開始前に、目的を自立・自律的な成長に置き、これが無くてもできるようになることをゴールとすること、い
つまで実施するのかを伝えた上で実施しよう。


余談だが、自分で自分に行うのが自己強化法である。
嫌な仕事や面倒なことを抱えた際にご褒美を設定して乗り越えた経験をお持ちの方もいるのではないだろうか。

例えば、最近、叱るのが苦手、という人が増えている。
しかし、育成において叱るべきことに対して叱ることは必須で、そこから逃げると部下や後輩のためにも、自分
のためにも、組織のためにもならない。

「叱る」を実践したら、ご褒美に好きなものを食べると設定してみるのはいかがだろうか。


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