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管理職の異動によってもたらされるもの

人材育成、社員研修の考え方 管理職の異動によって個人や組織は成長する。

 異動が発生すると、通常取られる対応は

  ・後任の配置  
  ・既存メンバーの昇格  
  ・後任、昇格なしで耐える

という3つに絞られる。

いずれの場合でも、下記の事象が発生する。


 1.整理
   新たに取り組むにあたり、自然に今までのやり方の見直しと整理が発生する。
   整理によって、効率が図られたり、新しい取り組みが生まれることになる。

 2.意識
   後任、昇格、維持いずれの場合でも、通常の組織であれば、前よりも良くしよう、なろう、
   という意識が発生する。前任者が良かった場合は、その前任者に報いるために。前任者が
   良くなかった場合は、ここぞとばかりに。

 3.能力
   光があたっていなかった人間や能力、取り組みにチャンスが生まれる。
   前任者の見落としもあるだろうし、いなくなることで埋もれていた力が発揮される、とい
   うことがある。



 短期的に停滞することもあるが、中長期でみると上記のような事象から、管理職の異動は個人・組織の成長をもたらす。



 では、管理職の知見・経験のない別部門への異動はどうであろうか。

 私個人の見解は、是である。
 何事にも、メリット、デメリットがあるので、まずは確認してみよう。


 <デメリット>

 1.知見・経験がない場合はゼロスタートとなるため、異動した本人のパフォーマンスやアウトプットが停滞する
 2.受け入れ側の組織メンバーが、知見・経験のないという点に対して、大丈夫だろうか?と不安になる。



上記デメリットは、育成文化、すなわち、誰でも、最初はできないのが当たり前と受け止める、互いにフォローし合うという文化があれば問題ない。


 <メリット>

 1.本人の成長 知見・経験のあることをずっとやっているということは、できて当然のことを日々行っていると
   いうことであり、余程本人が意識して勉強したり努力しない限り成長しない。
   それが、知見・経験のない分野・部門に行くということは、新人と同様、日々、緊張感の中で、勉強・努力
   を行う必要が強制的に発生し、既にある知見や経験と相まって成長につながっていく

 2.組織の成長   
   変革やイノベーションに必要な人材として、よく言われるのが「よそ者・若者・ばか者」である。 
   しがらみがない、知らない=固定概念がない、常識にしばられない、ということが、武器になるということだ。



メリット・デメリットを比較した場合に、短期的に見れば、課題もあるが中長期的に見れば、知見・経験のない部門への異動も個人・組織の成長につながると言えよう。

後は、経営陣が、中長期の成長のために、短期間の停滞の可能性を覚悟、 受容できるかどうか、である。


一つ、ビジネス小説の一説を紹介して終える。


 池井戸潤 「鉄の骨」抜粋
 
 「お前の時間軸はせいぜい半年から一年ぐらいのものでしかない。利益を あげたいと思うのは当然のことだ。
  会社とはそのためにあるんだからな。 だが、目先の利益がそのまま将来の利益になるかというと、そうい
  うことばかりではない。短期的な利益を得ようとしたばかりに、長期的にみると 巨大な不利益を被ること
  だってあるんだぞ」



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