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新人・若手がチャレンジしないのは何故?

人材育成、社員研修の考え方 「新人や若手が失敗を恐れて、チャレンジ しない」という声をよく聞く。
今回は、この点について考えてみる。

スタート時点では、社会環境による新人・若手側の要因があるが、それは 上司・先輩、会社の文化・風土によって変えることが可能である。
従って、入社後いつまでもその状況が続くということであれば上司・先輩、会社の責任、とも言える。

その要因の一つが、「失敗」に対する上司・先輩、会社の捉え方、対応で ある。
失敗を成長の糧として、プラスに受け止めるか、マイナスに受けとめるか。

古くから失敗は成功の元、と言う。 成功、成長には失敗がつきものである。
失敗しない、ということは、既知のこと、既に能力的にできることをただ 行っている、ということなので、当然成長はない。 しかし、未知のこと、能力以上のこと、経験のないことをやろうとすると、 当然、失敗の可能性は増える。

この失敗に対して、周囲がどう反応するかが重要である。

 「失敗する」 → 「ひどく怒られる」 → 「査定に影響する」

という対応であれば、当然チャレンジはしないし、更に下記のような弊害が発生する。

 弊害1:モチベーションが下がる
 弊害2:チャレンジしなくなる、大変そうな仕事を避ける
 弊害3:失敗があっても隠す → 大きな問題となる

組織にとっても本人にとっても、失敗を隠していいところは、、、ない。

ということをふまえると、失敗を前向き・プラスに受けとめるようにした方がよくないだろうか。


今や知らない人はいないぐらいになった全国で高級旅館やホテルを展開する星野リゾート社。
経営難のホテル等の立て直しを重ねてきたことから経営面でも注目されている。
その星野リゾート社には、「ミス撲滅委員会」という組織があるそうで、 それを紹介する。

 
 【星野リゾート社 ミス撲滅委員会】

 目的:「責任を問うことではなく同じミスを起こさないこと」
 考え方:「ミスを憎んで、人を憎まず」
 取り組み:ミスが発生した場合に根本や仕組みを見直す ルール
  1.ミスをした人を絶対に叱らない  
  2.ミスを報告してくれたことについてしっかりほめる  
  3.ミスを報告する人は、「実際にミスを起こした人」「他の人が起こしたミスについて知っている人」
    どちらでもよい

 3.については、「告げ口」ではなく、本人が気付いていないミスをも 顕在化させる、という目的がある。
 経験が浅い場合は、本当はミスだけ ども本人がミスとして認識できていない、というケースがある。
 それを 明らかにして、改善につなげようということである。



いかがだろうか。
もちろん、全員がこの目的や考え方を認識しており、信頼関係が構築され ているからこそ、実行できることだが、これぞまさに育成文化ではないだろうか。

怒られることなく、しかもほめられる、それが業務や組織の成長につながると捉えられれば、ミスや失敗をきちんと報告することに抵抗は無くなるし、上記 にあげた3つの弊害もクリアになるだろう。

星野リゾートが急成長かつ順調に成長し続けている理由の一つが分かる。

トヨタ自動車も同様。 工場の作業中にミスが発生した際に、ラインを一旦止める。
そして、どこに問題があるのかを全員で考えるのだ。

誰かがミスをした場合に本人を叱って終わるのは、三流の育成者であり、三流の組織。
誰かがミスをしたら、同様のことが他のメンバーに も発生するのではないか?と捉え、根本をつぶしにいくのが一流の育成者であり、一流の組織。

業務フロー、システム、仕組み、納期、色んな要素が考えられる。 それを一つ一つ成長の種に転換していくことこそ、個々・組織の成長、業 績向上、生産性向上の元になる。


ちなみに、失敗に対する個人への対応という観点で、2点補足をしておきたい。

一つは、下記のような場合の対応。

・準備不足による失敗 ・然るべき対応を意図的に行わずに発生した失敗
・同じ失敗を何度も繰り返すケース

こういう場合は、叱るもしくは何度も繰り返す要因の確認など適切な対応を取る必要がある


もう一つは、意図的でなくミス、失敗をしたことに対して、できる限り早 くリベンジの機会を与えること。
ミス・失敗して、しばらくその機会がなければ、苦手意識がついてしまい、 実施・行動に抵抗が生まれてしまう。
フォローが必要か必要でないかを見極めながら、「できた」という状態に 導くことが、育成であり、本人を成長させることとなる。大事なことは、ミスや失敗を何でもかんでもマイナスに捉えてはならないということだ。


初めてやる未知のことは、できなくて当然。 チャレンジして発生したミス・失敗や初めて行うことの失敗・ミスは、 前向きに受けとめ、本人・会社の成長につなげよう。それが、従業員のチャレンジ精神を呼び起こす。


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