「気付き」を、引き継げる「資産」に。研修内製化、研修実施のヒント、ノウハウをお届けします。
11.研修実施:限られた時間でアウトプットを最大化する方法
限られた時間で一人一人の考えや意見をできる限り多く集める方法として、付箋の活用が有効です。
口頭でのグループワークなどで実施する場合、誰かが話している間は待つ必要がありますが、付箋だと、受講者全員が同時に自分の考えや意見を書き出すことができるからです。
もちろん、最初に個人ワークでワークシートに書き出して、それを発表するという方法もありますが、付箋をテーブルやホワイトボードに貼ることで、目で確認できて早いだけでなく、自由に動かすこともできるので、とりまとめも早くなります。
更に、別のメリットもあります。それは、「役職」や「年齢」、「経験」、「声の大きさ」の影響を排除できるということです。
グループで意見共有する際に、遠慮や話すことの得手不得手によって、いい考えや意見をもっていてもアウトプットできない人がいます。しかし、付箋に書き出すのであれば、先にあげた、「役職」や「年齢」、「経験」、「声の大きさ」の影響なく書き出すことができ、全受講者の考えや意見を引き出すことができるのです。
更に、見える化されていることで、つぶされることもなく、本当に有用な考えや意見を残すことができます。
オンライン実施でも、複数名で同時入力が可能なグーグルスプレッドシートを活用できるのであれば、付箋ワークとほぼ同じメリットを得ることができます。
スプレッドシートを活用する場合は、全受講者が同時入力することになるので、ワーク毎で、誰がどこに入力するか、事前にフレームを用意しておくようにしましょう。
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