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研修別ポイント

1.新入社員研修に関するポイント

 新入社員は社内実施、社外から講師を招いて実施、公開講座など日数、内容は異なるものの、現場配属
 前に集合研修を行う企業が多い状況です。目的は、「学生から社会人、ビジネスパーソンとして意識の
 切り替え」「ビジネスマナーの理解」の二つを軸としているケースがよく見受けられます。

 いずれにしても、基本的な考え方・動きを学び、日程の短い長い関わらず、現場に配属される前に意識は
 高まっています。


 さて、組織にとって新入社員研修よりも大切なことがあります。

 それは、受け入れ側 = 配属先の方々の準備です。 受け入れ側の準備とはどんなことが挙げられるでしょうか。

 ①新入社員研修の内容を現場でも認識しておくこと  

 研修でどんな内容が行われて、どんなメッセ―ジが伝えられているのか、ということを認識しておく必要があります。
 よくあるのが、新入社員研修で色々学び、意識を高めてきたものの、実際に現場に配属されてみたら教わったことが行われていないという
 こと。新入社員は戸惑います。そのため、しっかりやろうと意気込んできたものが出鼻をくじかれてやらなくなる、更には、入社早々であ
 りながら、研修は現場では役に立たないという認識がいきなり植え込まれてしまう。  

 過去に弊社が新人研修をある企業様から依頼された際に、人事担当役員の方に、「新人が配属される現場の責任者向けに新人研修の内容と
 どんなメッセージを伝えるのかを伝えて欲しい」と新人研修内容をダイジェストで実施する指導者・管理者向けプレ研修の実施を依頼され、
 実施したことがありました。  

 後にも先にも、その1社だけですが、会社の本気度が伝わってきますね。

 ②現場従業員に対する意識づけを行っておくこと  

 新入社員が現場に配属されて誰を手本にするか?OJT担当者、トレーナーだけでしょうか?当然そんなことはありません。そこにいる皆を
 手本にする訳です。その時に、現場の先輩社員が部門や会社、お客様に対してマイナスの発言をしていたとしたら、会社の理念に沿わない
 行動を取っていたとしたら、当然新人もそうなります。  

 4,5月あるあるですが、数年前電車で新入社員らしき数名の会話が耳に入ってきました。 「いや~、○○さんの話聞いてたら、この会社
 入って良かったのか、ってマジ思うよな。転職先探そかな」  
 これは、間違いなく○○先輩がマイナスの発信を新入社員のいる場で行ったということです。入ったばかりで転職先を探す?恐ろしいこと
 です。

 そうならないように、改めて経営理念や方針、行動指針などを確認し、新入社員の気持ちを萎えさせることがないように、モチベーション
 高く仕事に従事できるように、現場の従業員自体が前向きになる必要があります。

 ③OJT担当、トレーナーの選定は  できる社員 < 面倒見がいい社員  

 できる社員 = 教え方・育て方がうまい、とは限りません。指導育成の基本を学んでいないと、なんでこんなことができないんだ!とイラ
 イラしてしまうことも。次第に教えない、育てない、面倒を見ない、ということになっていきがちです。
 また、新入社員もあまりに自分との開きが高すぎるとイメージがわかなかったり、自分はできない人間なんだとなって、結果、指導育成の
 ためのOJTが逆効果につながる可能性もあります。  

 であれば、仕事が著しくできなくても、仕事の基本がしっかりできている面倒見のいい社員をアサインすることをお勧めします。たくさん
 コミュニケーションを取ることは新入社員にとって安心感もありますし、組織に受け入れられていると認識できて、組織の一員としての自
 覚醸成にもつながります。環境になじむ、仕事を覚える、という観点ではこちらの方がいいでしょう。  




 今の世の中は、完全な売り手市場。 採用も簡単ではありません。

 新入社員は将来を見越して投資した会社を大きくするための会社の財産ですよね。であるならば、上記のようなことは手がかかることかも
 しれませんが、期待(と多少の不安)に胸を膨らませて現場に配属された新人のモチベーションを下げないためにも、退職されないために
 も、時間をしっかりとってでもやっておく価値があると言えます。

 採用に非常に苦労するのにも関わらず、少しの手間を惜しんで、育たない・離職させることは本当にもったいないことです。       

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